事務 西口 育美


1.ささの葉 サラサラ
のきばに ゆれる
お星さま キラキラ
金銀砂子

2.五色の たんざく
わたしが 書いた
お星さま キラキラ
空から 見てる

今年も、あおぞら診療所に七夕の季節がやってきました。
私は、密かにこの日を楽しみにしています。ささの葉を飾ると、あっという間にたくさんの願い事が書かれた色鮮やかな短冊でいっぱいになります。ここでは、短い期間ですが、患者さんのお宅への往診先で、患者さんにも短冊に願い事を書いてもらっています。

ある日、看護師が患者さんの訪問から帰ってきて、「ほらっ見て!」と嬉しそうに短冊を皆に見せてくれました。そこには3歳の女の子が描いたもので、誰かの似顔絵が描かれていました。まるまるしていて、とても良く描かれていました。よく見ると、顔にしっかり手と足も描かれていました。このように、成長した姿も感じることができて嬉しく思いました。

あおぞら診療所のスタッフは常に慌しい毎日を送っているけれど、そんなスタッフにも笑顔を与えてくれる一時でもあり、多くの人に希望を与えてくれます。

織姫と彦星がどのように天の川を渡るかご存知ですか?
七月七日の夜、鵲(かささぎ)がどこからともなくたくさん飛んできて、翼を広げて橋を作ってくれるそうです。鵲が翼を広げて作ってくれる橋……。天の川の橋にふさわしい橋です。そして、男女の仲を取り持つものを、「鵲の橋」と呼ぶようになったそうです。鵲こそ、日本の恋のキューピッドと言えるのかも知れません。

ところで、今の鵲はこの鵲とは違うそうです。昔は今で言う青鷺(あおさぎ)のことをさしたとか。青鷺は、翼を広げた大きさが、日本にいる鷺の中で一番大きいそうですから、素敵な橋になるでしょうね。

織姫と彦星も、きっとふわふわと夢見心地で、今年もこの橋を渡ったのでしょうね。
どうか皆の願いが叶います様に・・・

sora011

※かささぎ【×鵲】・・・カラス科の鳥。全長約45センチ。尾が長く、肩と腹が白く、ほかは緑色光沢のある黒色。雑食性。ユーラシア大陸と北アメリカ西部に分布。日本では佐賀平野を中心に九州北西部にだけみられ、人里近くにすむ。天然記念物。

あお‐さぎ〔あを‐〕【青×鷺】
サギ科の鳥。全長約95センチ。背面が青灰色、目の後方と冠羽が黒い。水田や湖沼で魚・ザリガニ・ カエルなどを食べ、木の上に巣をつくる。