私たちが、法人開設当時から診療を行ってきた患者さん方、医療的ケア児や重症心身障害児の子どもたちが、成長してきました。それはうれしいことですが、一方で、学校卒業後の居場所問題、そして、主にケアを担ってくださってきたご家族の高齢化による負担の増加などの問題が起きています。現在、重症心身障害者、医療的ケア者の地域での居場所、生活の場が必要となってきており、更に、今後は、ご両親から自立して暮らすグループホーム（共同生活援助）などが重点課題となると考えています。

当法人は、墨田区肢体不自由児者父母の会の父母の皆さんと共に、住み慣れた地域生活の中で、人工呼吸器など重度の医療的ケアを必要とする医療的ケア者の方も安心して住めるグループホームを造りたいと考えています。
家とグループホームがつながりのある場として、親子の絆を大切にした運営を目指します。

年齢、性別のみではなく置かれている状況等を考慮し入居者を決定し、高齢の重症心身障害者等も対象とします。

また、短期入所を併設いたします。
どんな障害やケアが必要な方も、安心して当たり前に地域で生活することができるように私たちは活動を進めてゆきます。