【患者さん】 90歳 女性
【診断】 #1 転移性肝癌 #2 高血圧 #3 高脂血症 #4 骨粗鬆症 #5 せん妄
【往診までの経過】
高血圧、高脂血症、骨粗鬆症がBaseにあった方。2010年、夫と地方から長女のいる市内のマンション(部屋は別)へ移住してきた。2015年1月より体重減少があり、採血検査でも貧血の指摘がたびたびあった。8月には腹部違和感も認めるようになり、12月に食思不振の精査目的で、腹部CT検査をおこなった。肝内に腫瘤、また少量腹水に加え腹膜播種も認めた。年齢も考慮し積極的加療はせず、訪問診療での緩和ケアの方針となった。本人へは告知は行われなかった。
【生活歴】
<ADL>ゆっくり歩行可
<排泄>自立
<食事>栄養補助食品がメインお粥などは少量
【日常生活自立度】 寝たきり度 B2 認知症の状況 Ⅲa
【家族背景】
夫と2人暮らし
長女 多忙で協力困難
次女 同マンション在住 キーパーソン
【医療デバイス】
在宅酸素、SpO2モニター、PCA皮下ルート
【医療資源】
訪問診療、訪問看護、介護保険、ケアマネージャー
【退院時処方】
リバロ、ファモチジン、アムロジピン、ミカルディス、ボナロン、マグミット、ノバミン、オキシコンチン、オキノーム