【症例】 11歳 女性
【診断】 #1 溺水後低酸素性虚血性脳症 #2 非症候群性てんかん
【往診までの経過】
2012年2月自宅浴室で溺水。JCS300、一時人工呼吸管理となるも離脱。
3月 気管切開術 退院後自宅にHOT導入しモニター入れる。
筋緊張のコントロールとしてテルネリン5mg/day、レキソタン10mg/dayを開始。
【生活歴】
在胎38週2282g A市の産婦人科で出生。発達障害あり特別支援学校に通学中。歩行可能、会話は可能であった。
【日常生活自立度】
寝たきり度:生活自立(J2) 超重症児スコア 気管切開8点 経管栄養 5点 吸引 10回以上実施
体交 特に決めていない
知的障害は確定診断付いていない。療育手帳B1 身体障害者手帳 1級
【家族背景】
母40代 専業主婦 母方祖父母・叔母の協力が時々得られそう。
父40代 自営業。休みなし。父は育児にあまり関わっておらず、関わりたいが術を知らない様子。
父は頼りにならないと母は感じているが、関与してもらいたいと思っている。
長女、次女。
【医療デバイス】
気管カニューレ メラ6CS月1回交換内筒は毎日交換 経鼻胃管 セイラムサンプチューブ 10Fr 38cm固定 HOT 3L SpO2 モニター ネルコア 吸引器 パワースマイル 吸入器 なし
【医療資源】
病院:J病院
S訪問看護ステーション、リハビリ あおぞら
【退院時処方】
ビオフェルミン配合錠 1.5g 分3、 レキソタン細粒1% 10mg/g 10mg、 ムコダインDS50% 500mg/g 750mg、 ムコサールドライシロップ1.5% mg/g 25mg、 ビソルボン錠4mg 4mg/tab 3T、 フェノバール散10% 100mg/g 120mg、
テルネリン錠1mg 100mg/g 5T 、 ガスター散10% 0.2g分2 、 ソリタT3配合顆粒 2包 分1 、 ラキソベロン1.4ml 分1 眠前、 ケンエージー浣腸 60cc 多数あり